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【バイオ系求人の選び方】主な職種や求人の特徴も併せて解説

【バイオ系求人の選び方】主な職種や求人の特徴も併せて解説
バイオ業界への転職を検討されている方で、どのように求人を選べばいいのか分からないという方もいらっしゃると思います。

そこで、本記事ではバイオ系求人の主な職種や特徴について解説した上で、選ぶ際のポイントをご紹介していきます。

バイオ系職種への転職にご興味がある方は、ぜひ最後までご確認ください。

バイオ系の求人内容

まずはバイオ系求人の内容について、職種や年収・月収データなどを確認していきましょう。

バイオ系求人における主な職種

バイオ系求人の中心となるのは研究職や技術職となり、分野としては以下の4つに分かれています(1)。
1. 医療・ヘルスケア分野
2. 食料・農林水産分野
3. バイオケミカル分野
4. 環境・エネルギー分野
たとえば、医療・ヘルスケア分野であれば、バイオ医薬品などの新薬の研究開発や、iPS細胞を応用した再生医療技術の研究開発といった職種が挙げられます。

他の分野においても、作物の品種改良や機能性食品の開発、バイオマスエネルギーの開発といといった、バイオテクノロジーを用いた業務に従事することになるでしょう。

また、他業界と同じく営業や企画などの職種や、経理などの管理部門系の職種も見られます。

バイオ系求人の年収・月収データ

ここで、バイオ系求人の中心となる技術職の年収や月収のデータをご紹介します。

厚生労働省の調査によると、令和4年度におけるバイオ系技術者の平均年収は619.2万円となっています(1)。

同年の全職種含めた平均年収が311.8万円となっていることから、バイオ系の技術者は高い年収を得ていることがお分かりになるでしょう(2)。

また、ハローワークにおけるバイオ技術者関連求人の平均月収は26.6万円(令和4年度)となっています(1)。

バイオ系求人に求められるスキルや経験

バイオ系求人に求められるスキルや経験についても確認しておきましょう。

バイオ系求人、特に研究職や技術職において求められる主なスキルや経験は以下のとおりです。
  • 生物工学に関する知見
  • 遺伝子工学に関する知見
  • 薬理学や毒性学の知見
  • 臨床試験デザインの経験
  • 臨床統計学や生物統計の知見
  • 発酵や醸造に関する知見
  • 機械工学などの知見
研究・技術職以外の職種であれば、基本的にそれぞれの業務経験が求められることになるでしょう。

バイオ系求人の主な特徴

続いて、バイオ系求人の主な特徴についてご紹介します。

特徴①:相対的に求人数が少なく、転職難易度が高め

バイオ系求人の主な特徴としてまず挙げられるのは、転職難易度が高めであるという点です。

バイオ系求人の中心となる技術職は、他職種よりも相対的に求人数が少ないという特徴があります。

実際にバイオ技術者の令和4年度における有効求人倍率は「0.89」となっており、就職を希望している求職者に対して求人数が少ないのです(1)。

そのため、転職におけるライバルも多く、転職難易度は高いと言えるでしょう。

特徴②:ピンポイントのスキル・知識を求められる

次に挙げられるのは、ピンポイントのスキルや知識を求められるという点です。

バイオ業界では、遺伝子組み換えや細胞培養など専門的なスキル・知識をピンポイントで求められます。

他業界に見られるポテンシャル枠といった求人は、かなり少ないと言えるでしょう。

特徴③:未経験だと難しい場合がある

特徴の最後に挙げられるのは、未経験だと難しい場合があるという点です。

バイオ系の求人はピンポイントのスキルや経験が求められるため、実務未経験の場合は就職・転職がかなり難しくなります。

ただし、ポスドクの経験がある場合や、大学で生物工学や遺伝子工学といった分野を専攻していた場合は、企業での実務経験がなくても転職できる可能性はあります。

とはいえ、上記のようなケースであっても30代前半までが対象となり、30代後半を過ぎている、かつ実務未経験である場合の転職は現実的ではないでしょう。

バイオ系求人の選び方

次に、バイオ系求人の選び方として、以下の5つのポイントをご紹介します。

転職の理由や軸を明確にする

バイオ系求人に限らず、求人を選ぶ際はまず転職の理由や軸を明確にすることが重要になります。

転職を考える理由は三者三様であり、年収アップを望む人もいれば、専門性を高めたいという人もいるでしょう。

こういった転職理由や軸を明確化しておくことで、求人情報におけるチェックポイントも精査でき、効率よく情報を収集できます。

転職理由や軸を明確にしていなければ、転職が実現しても、職場や仕事への違和感を覚えてしまうケースもあると言えるでしょう。

企業ビジョンや競合優位性をチェックする

企業が掲げているビジョンや競合優位性をチェックすることも欠かせません。

転職検討中の企業がどのようなビジョンを掲げて事業を展開しているのかは、仕事に取り組む上でのモチベーションに大きく影響します。

そのため、ビジョンに共感できるかどうかは、転職において重視すべき点と言えるでしょう。

また、同業他社と比べてどういった点に優位性があるのかも確認しておくことで、企業の将来性は勿論、自分自身のキャリアパスも予想できます。

年収だけに固執しない

年収だけに固執しないという点も、求人選びにおいて重要なポイントになります。

求人を選ぶ際、どうしても年収などのスペック面だけに囚われてしまいがちです。

しかし、多少年収が下がったとしても、高い専門性が身に付けられたり、他では経験できないような業務に携わったりできる可能性があります。

また、ベンチャーなどの成長性が高い企業であれば、将来的に高い報酬を得られる可能性もあるでしょう。

このように、現時点の年収だけに固執してしまうと、キャリアの重要なチャンスを逃すこともあるため、仕事のやりがいや企業の将来性なども考慮すべきなのです。

業務内容だけでなく、社風や環境もチェックする

求人を選ぶ際は、業務内容だけでなく、社風や職場の環境などをチェックすることも重要になります。

どれだけやりがいがある業務内容や待遇であっても、社風が合わなかったり、職場環境が劣悪であったりする場合は、その職場で長く働くことが難しいと言えるでしょう。

そのため、求人を選ぶ際は、Webサイトや転職者の口コミ情報が投稿されるサービスなどを活用し、社風や環境の実態も確認することをおすすめします。

転職エージェントを活用する

バイオ系求人を選ぶ際、転職エージェントを活用することで、ミスマッチなどを防ぐことができます。

転職エージェントは企業情報に精通しており、先に挙げた社風や環境といった求人情報だけでは分からない情報まで把握しているケースが多いです。

そのため、転職エージェントを上手く活用することで、企業や求人に関する豊富な情報が得られ、結果として入社後のギャップを最小化できるでしょう。

バイオ系の転職に強いクリニファーの転職支援サービス

最後に、当社の転職支援サービスについて、簡単に紹介させてください。

当社はMedLab(メドラボ)という、医療や製薬、バイオ医療業界に特化した転職支援サービスを提供しております。

医薬品卸事業の運営や、武田薬品OB・OGのコミュニティ「Active-T」との連携による深い業界知識を基に、専任のキャリアアドバイザーが転職を支援させていただきます。

当社独自の求人獲得ルートを確立しており、ベンチャー企業や大手製薬会社などの独占求人も取り扱っておりますので、ご興味ありましたらぜひお気軽にご相談ください。

まとめ

本記事ではバイオ系求人の選び方をテーマに、求人の特徴や主な業務内容なども併せて解説してきましたが、いかがでしたか。

バイオ業界の市場規模は今後も拡大することが見込まれ、それと併せて人材へのニーズも高まることが予想されています。

完全な未経験の場合、転職難易度は高いと言えますが、大学で関連分野を専攻していた経験などがあれば、転職できる可能性は十分にあります。

もしバイオ業界への転職にご興味がありましたら、こちらのページからお気軽にお問い合わせください。

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